肩こりや目の疲れを改善してくれる、コンピューター世代に欠かせないサケ料理。秋から冬にかけて脂がのってきたサケは、かぜの予防に欠かせないビタミンAや他の栄養素の代謝を助けるビタミンB1やB2などビタミン類の宝庫です。身の赤い色は、濃いほどカロチノイド色素が多く、体内でビタミンA効果を発揮。サケの脂の中には、血液をサラサラにするEPAや脳の細胞を活性化するDHAが豊富です。この他にも、健康的なお肌作りに欠かせないナイアシンなどバランス良く含まれています。肉を好む欧米では、ダイエットフードとしても人気です。
栄養的に魅力的な組み合わせ。
ビタミンDの多いサケと野菜の組み合わせで、カルシウムの吸収率を20倍近くパワーアップ。98%が水分という白菜は、ビタミンCやカルシウム、カリウム、鉄分等を豊富に含んでいます。ほうれん草はカロチンや鉄分が豊富で油を加えることにより、より吸収が良くなります。野菜類との組み合わせにより血液をキレイにしながら、脂肪に偏りがちな食事を整え、肉体疲労の回復を助け内臓を調整します。
石狩鍋の作り方
材料(2~3人分)- サケ4切れ・白菜1/4株・大根5cm・人参4cm・ゴボウ1/2本・ネギ1本・ジャガイモ1~2個・豆腐1/2個・結び昆布3本・出し汁(適量)・合わせミソ(適量)・酒(少々)
- サケは一口大に切り、さっとお湯を掛けて臭みをとります。
- 白菜はざく切り、大根は半月、人参は好みで抜き型を使用。ゴボウはささがき、
ネギは2cmほどの斜め切り、豆腐は、一口大。ジャガイモは1cmにスライスして下ゆでを。 - 全ての材料をお鍋に入れ、あふれない程度にだし汁と酒を。
一煮立ちしたらアクをとり合わせミソ等で好みの味付けを。
ほうれん草とえのきのおひたし(付け合わせ)
材料(2~3人分)- ほうれん草1束・えのき1/2束・醤油(少々)・(ごま油少々)
- 鍋に湯をわかし、塩を一つまみ入れます。先にえのきをさっと湯通ししてからほうれん草を。
茹ですぎは、ビタミンCを半減させてしまうので堅めに茹でましょう。 - それぞれ4cmぐらいの長さに切り、醤油で味付けを。最後に2~3滴ごま油を加えて和えます。