閉経期の日本人女性、5万人以上(40～69才)に約14年間に渡り海藻の摂取と甲状腺がんに関して、国立がん研究センターと国立環境研究所のグループが追跡調査をしてきました。ほとんど毎日海藻を食べると答えた女性の方が、週2日以下と答えたグループに比べて明らかに甲状腺がんのリスクが高くなり、閉経後の女性においては、甲状腺がん(とくに乳頭がん)のリスクが、3.81倍に増えました。その結果、「海藻に多く含まれているヨウ素が原因である可能性がある」と発表しました。 (European Journal of Cancer Prevention May 2012)
日本人は、海藻を食べるという習慣により、他国と比べ健康の維持に大切なミネラルであるヨウ素不足の心配をせずにきました。大半の人は、必要量より多く摂取していると言えるでしょう。女性ホルモンが減少していく閉経前後は、カラダの状態が変化しているのだと自覚して、生活習慣(食物＆運動など)を見直す良いチャンスかもしれません。
食エッセンス参考記事
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