(2)アロマテラピストの就職情報
現在「アロマテラピスト」を目指してスクールなどで勉強されている方は多いと思いますが、ではその先の就職となるとどうしたらよいのでしょうか。
「アロマテラピスト」はまだまだ新しい職業で、確実なお答えは出来ません。すでに「アロマテラピスト」と呼ばれる方々も、個々に活動の場を見つけ広げている状況です。でも少しでも参考になればと、就職情報を集めてみました。
1.アロマテラピーショップで働く
ショップの場合、そこで取り扱う精油や関連商品の種類・品質・ターゲットによって必要知識が変化します。雑貨屋さんで取り扱うようなルームフレグランス的な物は、生活の中に取り入れらる簡単な管理に関する知識が不可欠です。薬局でいえば薬剤師さんのように症状別のアドバイスが出来るとよいですね。
2.精油のサプライヤーで働く
ショップと同じく、そこで取り扱う商品内容によります。一般販売だけでなく医療関係者やサロンなどに卸している場合、やはり高度な知識が必要です。精油の分析結果などが読みとれる、化学知識があるとよいですね。また輸入商品の場合、外国語が出来ると仕事内容が広がります。
3.アロマテラピーサロンで働く
アロマテラピー・マッサージやトリートメントを行うサロンの場合、マッサージ技術がなければはじまりません。エステティックよりのサロンでは美容知識、治療院よりのサロンでは健康管理知識が不可欠です。
4.治療院、医療関係で働く
医療関連資格を持っていない場合は、資格所有者のアシスタントとして働くことになりますが、施術は出来ません。やはり何らかの資格があるとよいですね。現在では看護師、鍼灸師、助産師の資格を持った方々の活躍が目立ちます。資格がある場合、ご自分でサロンや治療院を開業するという選択もあります。アロマテラピーを知ると、それを生かす場が数多くあることに気がつきます。
例えば病院や医療施設の環境作りや患者のメンタルケアや末期医療、介護医療、精神科、心療内科、精神カウンセリング等々です。しかし民間療法の域を出ないアロマテラピーが、治療補助として医療の中に取り込まれるのは大変難しく、「漢方」が認知されるまでの歴史のように、長い年月と臨床結果が必要です。バイタリティのある方は、是非この分野を開拓して頂きたいです。
5.スクール講師
講師は広い知識が必要ですが、レベルの高い生徒を教える場合には得意分野を持つとよいですね。