年々増え続ける「花粉症対策グッズ」。毎年この季節になると、薬局や雑貨店などに特別コーナーが設けられます。花粉症に悩まされている人はついつい足を止め、何とかこの状態から脱出できないものかと、あれこれ買いあさり、好運なことにまだ花粉症になっていない人も、ちょっと目がかゆかったり、鼻がグズグズしたりすると、「とうとう、私も・・・」と不安に駆り立てられます。
さてさて明日の花粉の飛び具合は?と天気予報。
花粉症は「現代病」とも言われ、年々患者が急増しています。一定の季節に何らかの花粉、胞子、ダニ、ほこりなどによって起こる「アレルギー反応」で、その要因や治療法は研究過程にあります。
いずれにしても花粉症の方は、何かに対してアレルギーをもっていると考え、アロマテラピーで精油を使用する際も、少量からはじめ、状態をみながら慎重に行って下さい。はっきりした治療法が見いだされていないうちは、なるべく原因になるものは避けて下さい。
花粉症の一般的対策
- マスク、めがね、サングラスをかける。
- こまめな掃除。
- 洗濯物、ふとん類を外に干さない。
- 帰宅時は、服に付いている物をはらい落とし、うがいや目の洗浄をする。
- 食生活に気をつける。(インスタント食品、添加物、精製した穀類や糖類、乳製品などは避ける)
- アレルギーを悪化させるストレスを、ためないよう心掛ける。
花粉症のアロマテラピーでの対策
目のかゆみ
かゆみやかいた為に起こった充血をやわらげます。
水を入れた洗面器やボウルにラベンダーを1滴落とし拡散させた後、タオルやコットンを浸まぶたの上にのせます。(目は必ず閉じて下さい)精油は使用せず、カモマイルのハーブ浸出液(使用後のティーバッグをそのまま使うと簡単)や、ローズウォーター(ハーブ専門店にあります)を使ってもよいです。
鼻の不快感
かゆみ、鼻づまり、鼻水、それによって起こった頭痛を改善します。ラベンダー、ユーカリ、ペパーミントが効果的です。
ブレンドするなら、ベルガモット、ティートリー、マージョラム、カモマイル、メリッサなど
アロマテラピーの方法
芳香浴
アロマテラピーの基本的な使用法で、アロマポットなどを使用して室内に香らせます。室内の空気を浄化するとともに、体にも効果をもたらします。
入浴
精油を2~3滴落とし、よくかき混ぜて入ります。精油の効果と蒸気が症状をやわらげます。
マッサージ
植物性のベースオイル10ml(さかずき一杯位)に、精油を、2~3滴落として混ぜ合わせます。
皮膚から精油を浸透させ、体内に取り込みます。マッサージすることによって、血液やリンパ線の循環を良くして免疫機能を強化します。胸や背中、首(のど)、頭痛や頭がどんよりしている時は、後頭部や首の後ろ、こめかみを重点的にマッサージして下さい。