アロマが大好きでもオフィスなどの公共の場で使うのは、「においもの」ゆえにちょっと遠慮してしまいますよね。
肩こり、眼精疲労、頭痛、冷房の冷え、暖房の乾燥、タバコの煙の不快感、人間関係のイライラなど、ストレス全部家までお持ち帰りはつらいですね。体の不調は、感じはじめた時に対処するのが悪化させないコツですから、オフィスなどでもアロマテラピーを活躍させて下さい。
エッセンシャルオイルの香りの選択と分量に注意すれば、自分のディスクまわりや洗面所などで利用できると思います。
一般的に好まれる精油
ベルガモット、グレープフルーツ、オレンジ、レモンなどの柑橘系やローズ、ゼラニウム、ローズウッドなどです。もちろん個人差がありますので、まわりの人の反応を見ながら研究して下さい。
(柑橘系の精油は、肌に残ったまま日光にあたると、シミや炎症を起こす作用がありますので注意して下さい)
肩こり、眼精疲労、頭痛対策のアロマテラピー
これらは連動して起こることが多いので、まとめてご紹介します。
使用する精油はラベンダー、カモマイル、ペパーミント、ローズマリー、ユーカリプタスなどがよいでしょう。
(1)手浴
洗面台などで、手首まで浸かるぐらいのお湯(入浴時よりやや高めの温度)を用意します。
そこに精油を1~3滴落としてよくかき混ぜ、手を10分位浸します。精油の香りを吸い込みながら、手のひらのツボを刺激すると効果が上がります。
(2)マッサージ
ベースオイル10ml(さかずき一杯位)に、精油を2~3滴落として混ぜ合わせたもので、首筋や肩を軽くマッサージする。姿勢によっては腰からきている場合もありますので、その場合は洗面所で行って下さい。日頃から容器に入れて携帯するか、引き出しに入れておくと便利です。
(3)湿布
洗面台などで、水かお湯(症状によって使い分ける)を用意します。そこに精油を1滴落としてよくかき混ぜ、タオルを浸し、適度にしぼって額や首筋、まぶた(目は必ずとじる)にのせます。眼精疲労にはラベンダーかカモマイルの精油を使い、ドライアイや疲れのひどい時は温湿布、目が充血している時は冷湿布。頭痛、肩こりは温湿布のほうが効果があります。リフレッシュの意味で行うのなら冷湿布を。
お肌の乾燥対策
フローラル・ウォーター
ホホバ油などの植物性オイル5mlに、肌質に合わせた精油を1~2滴落とし混ぜ合わせる、そこに精製水95mlをそそぎ、よくシェイクして使用する。
ラベンダー、カモマイル(ローマン)、ネロリ、ローズ、ゼラニウムが、おすすめです。
これをスプレー容器に入れて持ち歩るき、お肌が乾燥してると感じたらシュッシュとひと吹き。ストッキングの上からも使えます。
オフィスの環境改善のために
リフレッシュ効果が高いベルガモット、グレープフルーツ、オレンジ、レモンなどの柑橘系か、仕事の能率が上がるローズマリー、眠気防止にペパーミントなどがおすすめです。
(1)芳香浴
デスクにポプリやドライフラワーを飾り、精油で直接香り付けします。着色してあるタイプのものは、色落ちしてしまう場合もありますので、コットンに精油を染み込ませて、見えないようにポプリやドライフラワーの中に隠して下さい。ハーブ専門店にある岩塩の結晶や保留剤を使うと香りが長持ちします。もし他の人に迷惑がかからないのなら、エアコンの吹き出し口にティッシュをはさみ、精油を数滴しみこませます。これは室内全体の空気を浄化します。
(2)ルームスプレー
何時でも何処でもシュッシュッと、手軽にリフレッシュ。デスクまわり、トイレ使用後、ごみ箱など、リフレッシュだけでなく、いやな臭いを消したい時にも役立ちます。カーペットのダニ避けにも。100mlの精製水をスプレー容器に入れ、精油 を10滴落とし、よくシェイクして使用します。上記の精製水のうち、エタノールを10~20%の割合で 加えると、消臭、殺菌効果が高まります。
(3)インスタント・リフレッシュ
オフィスや外出先でも簡単に出来る方法です。
ティッシュペーパーに精油を1滴落とし、嗅ぐ。コーヒーカップに熱めのお湯を入れ、精油を1滴落とし、嗅ぐ。