皆さんは「臭いものにはフタをする」派?「臭いにおいは元から断たなきゃダメ!」派?フタをするにしても、元から断つにしても、アロマテラピーはとても役立ってくれます。そこで今回は生活環境の中の香りについてです。
「第一印象」という言葉がありますが、家の中では「玄関」で「第一印象」が決まります。訪問者がドアを開けたときによい香りが漂ってくるとずいぶん印象が違います。洗面所なども個室に入ることによって、訪問者が素にもどって冷静に観察する所でもありますので気配りしましょう。
一般的に好まれる香りの精油
- ベルガモット、グレープフルーツ、オレンジ、レモンなどのすっきりした柑橘系。
- ラベンダー、カモマイル(ローマン)、ゼラニウム、ペパーミント、ユーカリプタス、ネロリ、ローズ、ローズウッドなどの華やかな香りは女性客向きです。
- イランイランやジャスミンなどの香りは恋人の夜の訪問に。
その他、手に入りにくいのですがバニラは子供の集まりに、ヒノキやシダーウッド、サンダルウッドはご年輩の方や男性の訪問者の時に向いています。個人差がありますし時間帯によってもかわりますので、お好みの香りを研究してみて下さい。
おもてなしのアロマテラピー
(1)芳香浴
急な来客でもシュッシュッとすればOK。食事作りや食後の室内の匂い消しに。オフィス、車の中、トイレ使用後のエチケット、お掃除後やごみ箱、来客前の玄関など、いやな臭いを消したい時にも役立ちます。カーペットのダニ避けにもどうぞ。トイレ使用後、誰でも使えるように用意しておくとよいですね。100ccの精製水をスプレー容器に入れ、精油を10滴落としよくシェイクして使用します。 上記の精製水のうち、ウォッカやエタノールを10~20%の割合で加えると、消臭、殺菌効果が高まります。
(2)香りのキャンドル
簡単でムードのある香りのキャンドルの作り方は、できるだけ太くて見栄えのよいロウソクを用意します。火をつけて芯の回りのロウを溶かし一度火を消します。溶けたロウのところに(芯にふれない ように)精油を1、2滴落とし、再び火をつけると香りがたってきます。(火事が心配ですから、精油を多く使わないことと火をつけてる間は目を離さないで下さい)
(3)お客様のおしぼりに
洗面器などにレモンの精油を1、2滴落とし、よくかき混ぜてからタオルをしぼります。レモンは消臭や殺菌効果がありますので、食事の前などにちょっとした気配りです。
(4)お掃除の時に
お掃除前にティッシュペーパーに精油を染み込ませ、掃除機に吸い込ませます。掃除機内や室内の殺菌や消臭になり、お掃除を終えた時には室内に香りが広がって一石二鳥です。拭き掃除のバケツに精油を1、2滴落として使用すると、殺菌、消臭、防虫、防カビ効果があります。
ラベンダー、ユーカリ、レモン、オレンジなどが最適。
(5)洗濯のすすぎ水に
洗濯のすすぎ水に精油を数滴落としておくと、干すときに香るので気分良く家事がこなせます。
ラベンダー、ユーカリ、サイプレス、カンファー、シダーウッドなどを使えば、衣類の防虫にもなります。
(6)タンスやクローゼットの中に
衣類にシミを付けないように、精油を1、2滴染み込ませたコットンをティッシュペーパー数枚に包んで(厚めキッチンペーパーでもよいし、さらに使い捨てのお茶のパックに入れると扱いやすい)タンスやクローゼットの中に数カ所いれます。衣替えしてしまい込む衣類には、防虫効果のあるラベンダー、ユーカリ、サイプレス、カンファー、シダーウッドなどを、今の季節の衣類には、お好きな精油でかすかな香り付けを。
長く開かない書籍などに虫がつくことがあります。精油を染み込ませたしおりをはさんでおくとよいです。但し大切な本にシミがついてはいけないので、しおりに精油を染み込ませ、しばらく置いてから使用しましょう。