基本はエッセンシャルオイル
気の早いお店のウィンドウにクリスマスのディスプレイが飾り付けられる季節になると、なぜか身体がかさかさとかゆくなる女性が多くなる。
理由は男性より女性の方が皮脂の分泌が少ないこと、秋から冬の乾燥する季節にさらに分泌が少なくなるからなのです。秋冬はうす着の夏と違って、コーディネイトが楽しめるおしゃれの季節。
バッチリ決めたファッションで、気がつけば人前で身体をポリポリなんてことがないように、しっかりお手入れしておきましょう。
極端な寒さや、エアコンなどの暖房器具は皮脂の分泌を妨げます。皮脂が不足すると肌の表面をカバーするものがなくなるので保湿力も失われ、乾燥し、粉をふいたようになる人やかゆみをともなう人もいます。そうした肌は、下着、ストッキング、タイツなどの摩擦や静電気に弱く、今まで大丈夫だったのに、繊維のあたる部分が急にかぶれたりする場合もあります。
乾燥した肌はしわの原因になり老けを感じさせますから、寒い季節は顔だけでなく全身をケアしておきましょう。今回紹介するアロマテラピーのスキンケアは、精油と植物性のベースオイルを使うことによって、皮脂腺をおだやかに刺激し正常な分泌を促進すると共に、肌に栄養をあたえ保護します。
しっとり芳香浴
精油を直接バスタブに落とし、よくかき混ぜて入浴してもよいのですが乾燥がはげしい方には、バス・オイルをおすすめします。
作り方は普通のバスタブで1回分5ml(大さじ軽く一杯位)の植物性のベースオイルに精油3~5滴混ぜ合わせます。スパイス系のものは少なめに。
アロママッサージ
お風呂でお肌にたっぷり水分を含ませたら、その水分が蒸発しないうちにマッサージをしてオイル・バリアーを作ると共に新陳代謝を活性させ、栄養をあたえてあげて下さい。
マッサージ・オイルは精油を、植物性のベースオイル10ml(さかずき一杯位)に、精油を2~3滴落として混ぜ合わせます。専門店に行くと、すでに出来上がったブレンド・オイルが売られていますのでこれを使うと、初めてでも簡単にマッサージが出来ます。
(1)乾燥肌にむく植物性のベースオイル
- ホホバ油、ツバキ油
(2)乾燥のはげしい方にむくベースオイル
- スウィートアーモンド油、アボガド油、カカオ油