エッセンシャルオイル

1.精油を購入してみましょう

アロマテラピーには、精油=エッセンシャルオイル(essential oil)が必要ですが、最近はまぎらわしい商品がアロマテラピーグッズとして出回っています。ハーブやアロマテラピーの専門店で購入するのが確実です。その際には、「精油」「エッセンシャルオイル」「essential oil」と言う品名、「100% Pure Natural」など、混ぜものをしていないと言う表示を確認してください。

2.何(精油の種類)を買ったらいいか?

精油については上記のことを確認して、効果はともかく自分の好ましいと思える香りから購入してみたらよいのですが、迷う場合はまずラベンダーを購入してみて下さい。ラベンダーはヨーロッパの家庭の救急箱には欠かせない精油で、鎮静、消炎、抗菌、防虫効果が高く、体の傷や痛みや心の緊張やストレスを改善してリラックスさせてくれたり、ホームケアにも幅広く使えます。香りも年齢、性別を問わず受け入れやすく、値段も平均的な価格です。

他にはレモンベルガモットグレープフルーツなどの柑橘系やペパーミントはリフレッシュ効果が高く、ローズマリーユーカリプタスはリフレッシュと筋肉痛や風邪のときに有効です。スイートオレンジイランイランはラベンダーと同じくリラックスさせてくれます。ゼラニウムクラリセージ、高価なローズは女性のお肌やホルモンのために持っていたい精油です。詳しくは当サイトの特集や精油の紹介のページをご覧下さい。

3.買った後は

購入してみて解りますが、精油は「油」のようにベトベトとして粘り気のある液体ではありません。半年から1年以内に使いきるのが目安ですが、使う度にしっかりとキャップを閉め冷暗所で保管して下さい。精油は大変濃縮されたものなので、原液のまま使う事はありません。原液が肌に付いてしまった時は、石けんで洗い流すかベースオイル(植物油)がない場合は料理用の油でふき取って下さい。
水では洗い流せません。フランスなどでは専門医の指導のもと、精油を飲用して治療を行うことがありますが、危険ですので止めて下さい。(ラベンダーティートリーを小さな傷、火傷、虫さされ、ニキビなどに綿棒で原液を直接付けることはあります)

4.アロマテラピーの方法

芳香浴

空気中に香りを漂わせる方法を「芳香浴」と言います。精油は揮発性が高いので、どんな方法を用いてもその空間に香りが漂い「芳香浴」の状態になります。そうならなければ「芳香=アロマ」「療法=テラピー」の意味になりません。基本的な方法として「アロマポット」(上部の容器にお湯を入れ、精油を数滴落として、下からロウソク等で温め、蒸気とともに香りを発散る)があります。これは火を使いますのでお子さまやペットがいるお家では、ロウソクを使わない電気で温めるタイプや細かい霧状に分散させるディフューザーを使うとよいでしょう。

入浴

リフレッシュしたい時は少し熱めのお湯で短時間入浴します。リラックスしたい時は少しぬるめのお湯でゆっくりと入浴します。精油の量は普通のバスタブで、3~6滴。スパイス系は少なめに。精油は直接バスタブに落とし、よくかき混ぜてから入浴します。次の人が入る時には3滴を追加。ひとつかみの自然塩に精油を混ぜると、さっぱりタイプの入浴剤になります。しっとりタイプは、1回分5mlの植物性のオイルやミルクに精油を混ぜます。
専門店では、精油を水に混ぜ合わせる為の乳化剤なども扱っています。(レモンなどの柑橘系の精油もリフレッシュしますが、肌に残ったまま日光にあたるとシミや炎症を起こす作用がありますので注意して下さい)