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91.茶(お茶・茶葉)—一服でリラックス—
熱さましに茶花が使われ、茶葉は、頭痛のくすりとして

中国が原産

飲料として日常使っているお茶もまた漢方薬のひとつです。
ツバキ科の常緑樹、お茶の木は、日本の九州地方原産という説もあり、実際佐賀県嬉野には天然記念物に指定されている「嬉野の大チャノキ」があります。また、池袋の「おいしい本物を食べる会のまほろ市場」では、九州のお茶どころ嬉野で完全無農薬のお茶をつくっている大田さんからお茶を仕入れています。

けれど、「茶」という呼び方が中国語の「チャー」からきていて、日本語オリジナルトと思われるコトバのないことからも、やはりお茶の原産は中国と考えられています。中国ではかなり昔から嗜好品や薬として使われていたようにです。日本には留学僧の最澄がお茶の種子をもたらしさとされていますが、やはり有名なのは鎌倉時代の栄西が、留学先の宋からお茶を持ち帰り「喫茶養生記」を著したこと。これによって、日本でもお茶を一服する(服用するクスリ)習慣が拡まったといわれます。

茶の葉の春先に出る若葉のみからつくったお茶を一番茶、新茶として珍重するのは間違っている。何番目かの葉でつくった「番茶」こそ本来のお茶だ、茶は茶色の茶なのだから番茶こそほんもののお茶、と主張されたのは物故された小川八重子さん。お茶の種類は、日本的な緑茶、これは葉を摘んだらすぐ加熱して発酵させず緑を保つ、発酵を途中まですすめる烏龍茶(以上は背の低いお茶の木)、発酵を最後まですすめた紅茶(インド、スリランカにみられる背の高いアッサム茶の木)の三種類に分けられます。

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エセ高級茶に注意

緑茶にしろ紅茶にしろ飲んで眠れなくなる人がいるのは、カフェインやテオフィリンなどの神経興奮作用物質が含まれているから。カフェインには人によって神経を鎮静させる作用がでることもあるから、お茶やコーヒーを飲んでゆっくり眠りにつくという人もいます。これが合成の眠剤や鎮静剤と異なる自然の生薬のいいところ。ねっとりした上質のお茶の旨みはアミノ酸ですが、最近ではそれを添加したお茶、早いハナシが化学調味料を入れたエセ高級茶もあるからご注意。やっぱり胃にもたれないさっぱりした番茶がよいみたい。
薬としては熱さましに茶花が使われたり、茶葉はやはり神経系に効くということで、頭痛のくすりとして使われています。

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